<9s,9i,9g> 3-3-9お知らせウィンド
この機能を指定する画面を表示 | ||
9i | 9s | 9g&9h |
i2-1-3)補助ウィンドページ | s2-1-3)補助ウィンドページ | 2-1-3)補助ウィンドページ |
「補助W」の「お知らせウィンド」のボタンを押すと「お知らせウィンド」が開きます。メインウィンドの表示とは全く別に、右から左に流れる1行の表示を出す事ができます。
表示した「お知らせ」は、右クリックしてドラッグ(移動)すると移動する事ができます。
お知らせを表示する位置を調整する時に使う事ができます。
「お知らせウィンド」は、「送信」ページと「設定」ページからできています。
<9i>
「テンプレート前ロール」ウィンドの「F1キーでテロップに送信」を使うと、お知らせウィンドに前ロールを送信することができます。
<参照>
9iシリーズ | 9sシリーズ | 9gシリーズ |
i2-11-1)送信ページ | s2-11-1)送信ページ | 2-11-1)送信ページ |
i2-11-2)設定ページ | 9gと同じ | 2-11-2)設定ページ |
<使い方>
テロップを流す時は、9iシリーズを使うことを勧めます。
テロップに流す文章は、の「テンプレート前ロール」ウィンドで入力してF1キーで流します。
表示する位置などは、「お知らせウィンド」の「設定」ページで指定します。
この機能は、ある一定時間表示した方が良い情報や緊急に表示した方が良い情報を表示する
時に使います。これは次の様な状況を想定しています。
1)説明会で「資料の1ページを見てください」という発言があったとします。その後、資
料1ページの説明が始まり、その説明の入力で「資料の1ページを見てください」という文
はすぐにスクロールして消えてしまいます。手元の資料を見ていて「資料の1ページを見て
ください」という字幕を見逃した場合、その後の字幕に対する理解度が非常に落ちてしまい
ます。(これは健聴者がその発言を聞き漏らした時も同様です。)この様な時、「お知らせ
ウィンド」に「資料1ページを見てください」という字幕を一定時間流す事で、リアルタイ
ムに入力しているメインウィンドの字幕の理解を助ける事ができます。
2)会議で議論が白熱している時に、突然議長から「採決します」という発言があった場合
、メインウィンドの字幕では、会議の参加者の雑多な発言と「採決します」という議長の発
言が混在して表示されます。この様なとき、緊急で重要度の高い発言である議長の「採決し
ます」という発言を「お知らせ」ウィンドにすぐに流し、利用者に確実に伝える事ができま
す。
3)ある難聴の方から、要約筆記の講習会を受講した時に、全文入力しているパソコン要約
筆記の画面を最初は見ていたが、文字は目に入るけれど、意味を理解するのが難しく疲れて
しまい、後半は、手書きのOHPを見ていたとメイルをいただきました。手書きの方が理解
しやすいと感じたそうです。
これは、昔から言われているパソコン要約筆記の問題です。しかし、手書きと同じ様に要約
してしまっては、情報量が多いというメリットを殺してしまいます。そこで、パソコンのメ
リットを活かしつつ、この欠点を補う方法として、もう一つ表示(字幕)を増やし、要約と
全文入力の両方を表示したら良いのでは無いかと考えました。IPtalkでは、連絡窓を
補足的な情報保障に使う方法は、行われていましたが、テロップにする事で、ある一定時間
注意を引く事ができるなどのメリットがあると思っています。
つまり、この機能は、「聞こえた事を時系列にそのまま字幕にする」という方法から一歩踏
み込んで、入力者が字幕で伝える情報の優先度を判断して、別ウィンドに表示する事で、す
ばやく確実に情報を伝え、利用者の理解を助けようという試みです。
<注意>
1)お知らせ(テロップ)を受信すると、入力部のカーソル(キャレット)がお知らせに飛んでしまいます。
入力や前ロールを流すIPtalkでは、「お知らせを受信しない」のチェックを入れてください。