lv3-40-0)ログビュアーとは


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lvは、「Log Viewer(ログ・ビュアー)」の略です。
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<概要>
1)暗号化されたIPtalkのログを解読して見ることができます。
2)パスワードを指定してログを暗号化することができます。

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<動作するパソコンの条件>
Windows95,98,Me,2000,XP
CPUがPentium2以降(その互換CPU)のパソコンで使うことができます。

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<用途>
1)機密保持のために暗号化する。
2)ログの流用防止のために暗号化する。
3)暗号化されたログを読む。

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<特徴>
1)暗号化されたログは、1文字でも編集されるとパスワードが合っていても解読できない。
2)解読表示したログは、読める状態で保存したり、一部をコピーするなどができない。

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<開発の背景>
1)入力したログを後で利用したいという要望が全国の利用者から強く出ていると聞いています。
例えば、パソコン要約筆記は入力速度が速く情報量が多すぎて、その場で全てを理解するのが難しいため「後でゆっくり読んで話しを理解したい」などという要望はよく分かります。

2)一方、入力者は、要約筆記のログの意味や機密保持に関する懸念などから、利用者にログを渡すことに困難さを感じていると聞いています。
この理由は、大きくは次の3点と思います。
a)「耳の代わり」が要約筆記であるから一過的な情報として字幕も消えるべき。
b)リアルタイム入力のログは、正確性に保証が無いので「記録」としては扱えない。(議事録などに転用されると責任を負えない)
c)電子媒体のログをそのまま渡してしまうと、メイルで配布してしまうなどが可能で、機密保持をその人の良識に頼るしかない。

3)この中で、a)については、要約筆記の長い歴史の中で培われた考えもありますが、要約筆記奉仕員養成講座基礎課程の指導者用テキストに「聴覚障害者と要約筆記者との間で、記録として責任追及や言い訳のために用いるのではなく、情報保障のための用いるのだという合意があれば、積極的に使っても問題ありません。」という記載もあるそうですので、今後、変わっていくのではないかと感じています。

4)残りのb)c)については、IPtalkに次の機能を追加することで少しは状況を改善できるのではないかと考えました。
A)IPtalkにログを暗号化して保存する機能を追加する。
B)暗号化したログは、専用のログビュアーでしか解読して読むことができない。
C)ログビュアーは、文の修正、コピー&貼り付け、読める状態を保存するなどはできない。

このような仕組みを作ると以下のような効果が期待できると考えました。

ア)ログに追加修正して議事録などにすることができない。(記録的使用の防止)
イ)ログの一部をコピーして、メイルなどで不特定多数にメイルで配布するなどができない。(機密保持)
ウ)ログの文頭に「個人的使用に限定」などという文を追加した後、暗号化すれば、ログを渡した人の意図が明確に伝わる。(注意の喚起)
エ)ログの文頭に「○月○日に○○さんの要望で渡した」などという文を追加した後、暗号化すれば、その後のログの活用状況の把握(流出した場合は反省材料)ができると思います。(使用方法の追跡)

5)電子媒体のログを渡す場合、最後には機密保持が問題となると考えます。機密保持の話とは、信頼関係の話をするのと同じです。パソコン要約筆記ボランティアは、入力者と利用者の信頼関係の上に成り立て来たことを考えると、このような問題は、技術的に解決できれば、それに越したことは無いと思いました。

このような背景から作ったのが、「ログ・ビュアー」です。
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<使用方法>
1)「読む」ページでパスワードを入力し「ログ読み込み」ボタンを押すと暗号化したログを解読し表示します。

「読む」ページのパスワードの横のラジオボタンの使い方
lv3:LV3と9i51以降の暗号化の方法です。(普通はこれを使います。)
lv2:LV2と9i49,50で暗号化したログを読む時に押します。
lv1:LV1と9i48で暗号化したログを読む時に押します。

大きな暗号文を復号すると時間がかかります。古いパソコンでは10分以上かかる場合があります。その間、無反応になるのでしばらく様子を見てください。

2)「暗号化」ページでパスワードを入力し「暗号化→保存」ボタンを押すとログを暗号化して保存します。