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スライド前ロールでは、動画を再生することができます。
再生できるのは、各ページで1つの動画です。
前ロールの例題、例2)「動画指定スライド前ロール例」sfx_iptalk9s8_demo.exeを試してみると、理解の助けになると思います。
1)動画ファイル名指定
動画指定」ボタンで動画ファイルを指定します。指定すると「読み込む」のラジオボタンが自動的に入ります。この指定は、「ファイルのオープン」です。読み込みと同時に動画を再生する時は、「動画操作」の「再生」も一緒に指定します。
「作成・修正」ページを開いていると、動画を読み込んだページは、動画は枠とファイル名で表示されます。これは、動画を表示してしまうと修正する操作が手間取るためです。
動画を読み込んでいる間は、マウスカーソルが砂時計になります。
050601/IPtalk9s91
3)「スライド前ロール」ウィンドの動画指定で、「avi」以外に「mpg」と「wmv」をファイル種類に加えた。
2)動画操作
「動画操作」の「再生」「停止」「巻き戻し」「一時停止」で読み込んだ動画を操作します。
次の動画を指定するまで、以前に読み込んでいる動画を操作する事が可能です。
つまり、ビデオの操作を思い浮かべてもらえれば良いのですが、停止と再生を繰り返す事ができます。
停止を指定すると、画面は消えます。ビデオで停止ボタンを押すとテレビの画面が消えるのと同じです。
一時停止を指定すると、動画が停止して表示にそのまま残ります。ただし、背景画などの「ページ指定」と文やフォント色さなどの「行指定」や「行詳細」ページの指定は全て無効となります。「一時停止」は、pauseの機能です。つまり、停止、再生再開のトグルスイッチ(押すたびに停止・再生を繰り返す)です。これを利用すると、動画を再生してから、「一時停止」のページを1つ作っておけば、それを何度もF1キーで流す事で、一時停止、再生を繰り替えする事ができます。ただ、一度「停止」を指定してしまうと、「一時停止」は有効でなくなるという事に注意してください。動画を一時停止して、説明文を表示する時は、まず説明文を表示するページの次に、一時停止のページを作ってください。
「作成・修正」ページでは、読み込んだページのみで動画の位置を枠で表示します。それ以降のページで動画の位置を確認したいときは、操作ボタンの再生を押してください。
050601/IPtalk9s91
4)「スライド前ロール」で「mpg」「wmv」の動画を表示した時、「停止」を指示した時に画像が残る不具合の対策。
「停止」した時に、動画の縦位置と横位置をディスプレイ画面の右下に移動するようにした。
また、動画の縦位置と横位置の初期値を「うごかさない」に変更した。
<使い方>
「停止」指示のスライドの後の動画の位置は「動かさない」を指定する。(ディフォルト)
動画を「読込」指示する前のスライドでは、動画位置が左上になっているため、スライドの編集時に前にさかのぼって表示すると動画が表示されてしまうことがある。
このようなことがあるので、スライド前ロールの最初で動画を読み込んで、すぐに「停止」しておくと良い。
また、「avi」の動画は、表示位置に関係なく「停止」指示すると消える。
3)横位置
表示する動画の左上のX座標を指定します。原点(0,0)は、画面の左上で単位は、ピクセル(ドット)です。動画の幅に0を指定するとオリジナルの高さと幅になります。
動かさない 前のページと同じ位置にします。 座標指定 指定した座標に移動します。値は、直接入力するか、UpDownで指定します。
4)縦位置
表示する動画の左上のY座標を指定します。原点(0,0)は、画面の左上で単位は、ピクセル(ドット)です。動画の高さに0を指定するとオリジナルの高さと幅になります。
動かさない 前のページと同じ位置にします。 座標指定 指定した座標に移動します。値は、直接入力するか、UpDownで指定します。
5)幅
表示する動画のウィンドの幅を指定します。単位は、ピクセル(ドット)です。
動かさない 前のページと同じ幅にします。 長さ指定 指定した長さにします。値は、直接入力するか、UpDownで指定します。
6)高さ
表示する動画のウィンドの高さを指定します。単位は、ピクセル(ドット)です。
動かさない 前のページと同じ高さにします。 高さ指定 指定した長さにします。値は、直接入力するか、UpDownで指定します。
7)増分
横位置、縦位置、幅、高さの指定のUpDownを押した時の増分を指定します。
<ヒント>
1)「表示・送信」ページで動画を含む前ロールを再生・送信する時に、ローカルの動画の再生が邪魔になることがあります。
その時は、「動画の再生指示の時、枠のみ表示」のチェックを入れてください。
2)「枠無し表示画面」と「スライド前ロール」ウィンドは、クリックすればどちらも前面にする事ができます。表示を確認した時は、「枠無し表示画面」をクリックして前面にすると良いと思います。
<注意>
1)動画は、圧縮方法がそのパソコンでサポートされている必要があります。WindowsのMediaPlayerは、圧縮に対して独自に対応するのでMediaPlayerで再生できても、IPtalkで再生できるとは限りません。一番確実な圧縮方法は、マイクロソフト・ビデオ(MS
Video1)かシネパック(cynepack)です。圧縮がサポートされていない場合は、読み込みにしばらく時間がかかったあと表示しません。
2))「作成・修正」ページでは、指定した動画ファイルがIPtalkと同じフォルダーに存在しない時に、警告文を表示する。
「表示・送信」ページや受信した時などは、警告文は表示しません。これは、現場の本番ではエラーを表示するのはまずいと思ったからです。