4-100-23)講習会では「練習」タグのある9gと最新の9iとどちらを使うべき?
Q:040719
「練習」タグがあるので、県の講座ではIptalkはgを統一しょうということのようです。
私たちのサークルでは、9iシリーズを使っているし、なんとなくiに馴染みがあります。
県の講座で9gを使うのなら、これからは9gを使うのかなーと思いますが、先を考えると何がいいのでしょうか?
A:
最新の9iをお勧めします。
9gシリーズの「練習」タグの機能は、初期に考えられた練習方法です。
この方法では、「目で見ながら全文入力をする」ということになりがちで、「耳で聞いて、聞き溜めをし、要約して入力」という実践的な練習になり難いという問題がありました。
手書きの原稿を清書する「コピータイプ」と言われるタイピストに適している練習だと思います。
このため、最新の9iシリーズでは省略してしまいました。
もし、9iシリーズで、同じような練習をしたいのでしたら9iシリーズを2重起動し、テンプレート前ロールの「自動流し」で練習文を表示し、もう一つのIPtalkで入力するという方法で練習できると思います。
使い慣れた9gを講座に使いたいという講師の方の気持ちも分かりますが、パソコン要約筆記は、まだまだ完成した方法が無く試行錯誤をしている段階ですから、今後の発展のためにも、改良を続けている9iシリーズを使うことをお勧めします。
<補足>
「目で見ながら」入力する場合、原稿から目を離さないで入力するのが効率的なため、完璧なタッチタイプが必須の技術になります。
しかし、目で原稿を追っているため、文を記憶する必要はありません。
一方、「耳で聞いて、聞き溜めをして」入力する場合、目はキーボードを見ても構いません。
つまり、例えば、ミスタッチの多いキーを押す時は、「目で確認しながら入力する」という方法が可能です。
しかし、入力は常に記憶だけを頼りに行う必要があります。
「目で見ながら」と、「耳で聞いて、聞き溜めをして」とは、似ているようですが、大きな違いがあり、注意する必要があります。
1人で練習する場合、以下のような方法もあります。
9iシリーズの「テンプレート前ロール」の「自動流し」の機能で、分当たりの文字数を指定して原稿を流します。
それを読み上げ、テープレコーダーやパソコンの「サウンドレコーダー」などで録音します。
その録音を流しながら、9iシリーズで入力練習をします。
要約入力の練習をする時は、少し遅めの速度にして、聞き溜めに努力して入力します。
入力速度の練習をする時は、少し早めの速度にして、ミスタッチに注意して入力します。