4-100-27)映画の字幕付けを「字幕は要約筆記活動ではない」と行政に言われた。
Q:040731
映画にIPtalkで字幕をつけるにあたり、「字幕は要約筆記活動ではない」と行政に言われました。行政側もインターネットで少しは調べたようですが、事前に字幕を作ってするのなら、要約筆記者でなくても出来る、というような趣旨です。で、派遣扱いにはならなかったのです。シナリオがあるのなら、事前に難聴者が見ておけば良いとかも言われました。非常に不満で、行政に直談判しに行かなくては・・・と思いながら日々がどんどんすぎて行っています。
このことをどのように思われますか?
A:
行政の発言は、予算の余裕度によって大きく変わりますし(^^;、それぞれの土地の行政によって考えも違うみたいです。いずれにしても、機会があるごとに「直談判!」などして理解を得る必要があると思います。
一つだけ言わせてもらうと、行政の方の「映画上映に情報保障をつける」ということの理解が少し不足しているように思います。IPtalkで映画の字幕を出す場合、場内放送などの情報保障も可能ですよね。「火災が発生しました。係員の指示で非難してください。」などというリアルタイム字幕を出すことも、当然みなさんは準備しているわけです。そこが、「映画に字幕をつける活動」をしているサークルさんがテロップソフトでつける字幕と、要約筆記者がIPtalkなどでつける字幕とで、根本的に意味が違うところだと思います。映画ではシナリオ通りに音声が流れるから、シナリオを流しているように思われがちですが、情報保障が対象にしているのは、その場の情報です。
行政の理解を得るのはなかなか大変でしょうが、あきらめずに、がっばってくださいね。