2009年10月10日~10月12日
新潟県の「第9回全国障害者スポーツ大会」(トキめき新潟大会)のパソコン要約筆記の様子
2)卓球会場のパソコン要約筆記の様子


競技会場の側面に競技連盟・放送係・PC要約・手話の順に並んでいます。
大型モニターの設置は無く、40インチモニターが観覧席に6台、選手召集所に1台設置されています。
アナウンス指示は、放送席にまず届きますが、インカムで事前に放送内容が分かるので迅速に放送内容の準備ができました。
表示画面の切替は映像業者にお願いしましたが、画面切替のタイミングをすぐに掴んで頂きチームワークの取れた情報保障・情報提供ができました。
 
 
班構成は、音声情報が流れる時のリアル&前ロール担当(情報保障)と場内放送のないときの定型スライド画面担当(情報提供)と競技結果から順位を算出する順位担当の3班に分けました。リアル班は基本2名ですが、緊急時の対応としてスライド班の3名の内2名がリアル班を兼務しました。このため、チャンネル1にリアル班のIPtalkを起動し、チャンネル2に定型スライド画面用のIPtalkを起動しました。リアル班と定型スライド班を兼務する2名はチャンネル1とチャンネル2に2つのIPtalkを起動して、適宜何れかのIPtalkを切替えながら入力を行ないました。

リアル班は、開始式・表彰式・閉会式の前ロール、お知らせなどを流しました。最初に、放送係のインカムに放送指示の連絡が入り、放送内容の準備をしているところに、具体的な内容が競技連盟から持ち込まれるので、放送指示があってから放送を行なうまでの時間を短くすることができました。

定型スライド班は、ブロックごとに行なわれる試合開始時間や試合結果を定型スライド前ロールで表示すると共に、場内へのお知らせ(フラッシュ撮影の禁止、選手召集案内、落し物連絡等)を場内放送の前ロールが流れ終わった後に、情報提供とて定型スライド前ロールで表示しました。

順位算出班は、対戦結果表が回ってきた時点でブロックごとの試合結果をエクセルに入力し、勝ち点の計算をしました。ブロック内の全ての試合結果を入力し終わると、該当するブロックの表彰式用前ロールを作成するのですが、表彰式の直前まで行なわれる試合もあり、表彰式用前ロールの作成は、かなり冷や冷やものでした。

表彰式や閉会式では、選手が競技会場へ移動するため、観覧席に設置されたモニターでは情報保障ができないため、競技会場内にスクリーンを立て、表示機(LAN接続図の「表示3」)とプロジェクターも競技会場内に移動して設営しました。
しかし、準備時間が短い(20分~30分)ため、迅速で確実な設営が必要でした。
 
 
 
「試合開始時間のお知らせ」と「一般卓球の試合結果」を表示しているところです。
試合結果画面の赤いところはテロップを流しています。
 
 場内アナウンスの情報保障の画面です。
 
会場は新潟市の亀田総合体育館、情報提供は芝田 潤です。
一部リハーサル大会(5月24日)の写真も使用しています。