35-0yokosuka.htm



2010年2月7日
横須賀手話勉強会ひまわり会40周年大会のパソコン文字通訳の様子

2月7日(日)に神奈川県横須賀市横須賀市立文化会館で横須賀手話勉強会ひまわり会40周年大会が開催されました。ひまわり会は神奈川県で2番目に設立された手話サークルで、40年前に神奈川県では初めて手話講習会を開催したそうです。
 
記念講演では、ひまわり会の設立当時の会員が、当時の思い出を話しました。舞台右側にスクリーンを設置し、ライブ映像とパソコン文字通訳を合成して表示しました。
 
記念講演は、発話しながら手話を使います。手話の勉強を始めたばかりの聴覚障害の会員は、手話と文字通訳の両方を見る必要があります。話者と文字通訳のスクリーンを交互に見るのは疲れます。文字通訳のスクリーンにライブ映像を合成すれば、話者の手話と字幕を同時に見ることができます。

この方法は、他にも、手話通訳と字幕の合成や、卒業式などでライブ映像と合成するなど、いろいろな利用方法が考えられると思います。
 
ライブ映像と字幕の合成は、表示用パソコンにUSBカメラを接続し、IPtalk9t56のwebcam_LAN機能を使いました。USBカメラは、USB延長ケーブルを使用して舞台に近づけて設置しました。webcam_LAN機能の簡単な説明はこちらこちら
 
USBカメラは、Microsoft LifeCam VX-2000(ヤマダ電機で2940円)を使いました。ELECOMやIO-Dataなど他のUSBカメラでも大丈夫ですが、あまり安いカメラ(1980円など)では、映像に残像が残ったり、ピントが甘い、露出が暗いなどの欠点が出ます。
また、表示パソコンは、できるだけ性能の高いパソコンを使用してください。今回、使ったパソコンは、10万円弱のXPパソコン(エプソンEndeavor NJ2100)

従来は、ライブ映像と字幕の合成は、専門の業者に頼んだり、高価な機器類を必要としていました。この方法は手軽にライブ映像を合成できます。いろいろな使い方を工夫していただけると嬉しいです。

【注意】
USBカメラは、IPtalkを起動する前に接続し、IPtalkを終了してからはずしてください。
IPtalkを実行中にUSBカメラを抜くとIPtalkがフリーズすることがあります。
 
 
このパソコン文字通訳は、日本遠隔コミュニケーション支援協会(NCK)がNCK-A方式で実施しました。