s5-1-20)20日目 スライド前ロール(9s)

(「保存」ページの「初期値に戻す」のボタンを押してから実習してください。)

20日目は、スライド前ロールについて勉強します。
スライド前ロールは、9sシリーズのみの機能です。

マイクロソフトのパワーポイントのよう好きな位置に文字や絵を配置した前ロールを作る事ができます。
ルビを簡単につけることかできます。(21日目に勉強します。)
時間を指定して、自動的に前ロールを流すことができます。(22日目に勉強します。)
動画を再生することができます。(23日目に勉強します。)
映画や演劇の字幕に使うことを考えて作りました。

スライド前ロールを流している時にリアルタイム入力をすると流すと、「表示1」ページなどで指定した元の表示に戻ります。

IPtalkのホームページにある「前ロールの例題」の「例1)s31以降用のスライド前ロールの基本例」を使って試してみます。
前ロールの例題は、他のと一緒に圧縮フォルダーに入っています。→mae_roll.zip
この中の「sfx_iptalk9s31_demo1」を使用します。

A)前ロールの例題を使う準備
IPtalkのホームページから「例1)s31以降用のスライド前ロールの基本例」をダウロードして、IPtalk本体にあるフォルダーに解凍します。

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
A1 「前ロールの例題」の「例1)s31以降用のスライド前ロールの基本例」をIPtalkのホームページからダウンロードします。→mae_roll.zip
ダウンロードした「mae_roll」というフォルダーの中に「sfx_iptalk9s31_demo1」というフォルダーがあります。
A2 「sfx_iptalk9s31_demo1」というフォルダーの中身の以下のファイルををIPtalk本体があるフォルダーにコピーしてください。
 「9f.bmp」、「9g.bmp」、「proto.bmp」、「sシリーズ.bmp」、「スライド例1.bmp」
 「9f.bmp」、「9g.bmp」、「proto.bmp」、「sシリーズ.bmp」、「スライド例1.bmp」がIPtalkのフォルダーに入ります。

B)表示の基本的な操作
解凍した「スライド前ロールの基本例」のスライド前ロールを、IPtalので読み込んで表示させてみます。
この操作は、1人で行います。

ヒント
B1
サークルなどで試す時は、同じ入力班の人にスライド前ロールが送信されてしまうので、他の入力班に移動するか、チャンネルを変えてください。

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
B1 補助W」ページで「スライド前ロール」を「スライド前ロール」のボタンを押します。 「スライド前ロール」ウィンドが開きます。
ウィンドの下部のページが自動的に切り替わります。(これは、初期設定をしています。)
メインウィンドと重なっているので、できるだけずらしてください。
B2 「スライド前ロール」ウィンドの「保存」ページの「スライド前ロール」の「読込」ボタンを押します。
「ファイルを開く」のウィンドが開きます。
B3 「スライド.sl1」をマウスでクリックし、「開く」のボタンを押して、読み込みます。 「ファイルを開く」のウィンドが閉じます。
メインウィンドに「IPtalk9sスライド前ロール簡単な説明」というスライドが表示されます。
「スライド前ロール」ウィンドは、「表示・送信」ページが開き、下部の左側の「目次部」に前ロールの各ページのタイトルの一覧が表示されます。
「スライド前ロール」ウィンドの左上にも、メインウィンドと同じ表示が小さく出ている事に注意してください。この表示を「サムネイル」表示と言います。
B4 F1キーを押す。
(1ページ目を表示)
「目次部」の反転していたタイトルが1行目から2行目に移動します。
メインウィンドに表示されているスライドは変化しません。(1ページ目を表示したのですが、読み込み直後は最初から1ページ目を表示しているので、見た目は変化しません。)
「スライド前ロール」ウィンドの上部の真ん中辺りに「1」ページと赤く表示されているのに注意してください。
B5 F1キーを押す。
(2ページ目を表示)
「目次部」の反転していたタイトルが2行目から3行目に移動します。
メインウィンドに2ページ目のスライドが表示されます。
上部の真ん中辺りに赤く表示されているページ数が「2」に変ります。
「スライド前ロール」の下部の右の「前ロール(全文)」がスクロールします。枠の一番上から、目次部で反転しているタイトルのページのスライド前ロールを表示します。
B6 何回かF1キーを押して、スライドを表示させてください。 「目次部」の反転しているタイトルが下に移動するのに注意してください。
上部に赤く表示しているページ数が変化するのに注意してください。
<注意>
反転しているタイトルは、「次に表示する」ページです。赤いページ数は、「今表示している」ページ数です。
B7 ↑キーを押してください。 「目次部」の反転しているタイトルが1行上に移動しますが、メインウィンドに表示しているスライドは変化しません。
(下部の右、「前ロール(全文)」の部分もスクロールしますが、これについては、後で説明します。)
B8 ↓キーを押してください。 「目次部」の反転しているタイトルが1行下に移動しますが、メインウィンドに表示しているスライドは変化しません。
B9 ↑キーを何度か押して、「目次部」で反転している行を一番上の「表紙」にしてください。
<注意>
一番上の行が反転した状態で、もう一回、↑を押すと反転が消えてしまいますが、気にしないでください。1行目が反転しているのと同じになっています。
1行目の「表紙」が反転しています。
B10 F1キーを押す。
(1ページ目を表示)
1ページ目(「IPtalkスライド前ロール簡単な説明」)が表示されます。
上部に赤く「1」ページと表示されます。

用語説明
サムネイル
「サムネイル」表示とは、小さく表示する画面のことを言います。
サム(thumb)=「親指」、ネイル(nail)=「爪」で、「親指の爪の大きさくらい」の表示ということです。

C)スライド前ロール例を見る
では、1ページ目からスライドを見ながら、基本的な表示機能について勉強しましょう。

下の表では、「操作」は全て「F1キーを押す」なので省略しました。「操作した時の反応」を表示される画像とその説明に分けてあります。

  9sシリーズのみ  
No 画像 説明
C1 1ページ目のスライドは、「背景画」に9sシリーズが起動する時に表示する画像(スプラッシュ画面)を指定しています。
右上隅に小さく白文字で「IPtalk9s31デモ」と表示しています。
左上隅には、9gシリーズの画像を縮小して表示しています。
スライド前ロールでは、文字だけではなくて画像も位置を指定して表示することができます。
「IPtalk9s」などは、青で縁取りした白文字です。表示する位置(縦方向、横方向)を1行づつ指定することができます。
C2 2ページ目のスライドは、背景を青バックにして、1ページ目で背景画にした9sシリーズの画像を、画面の右下隅に縮小して表示しています。
左上隅の9gの画像に文字が重なって表示されています。
各行の開始位置を少しづつずらして表示しています。表示する位置は、見ながら指定することができるので調整が楽です。
ルビを表示させることができます。ルビは、本文の表示位置に対してオフセット(位置をずらして配置)することで指定します。
C3 3ページ目のスライドは縦書きです。
黒バックに緑文字で、和風の印象の字幕にしてみました。
縦書きは、行を−90度回転させて表示しています。このためフォントは、縦書き専用の「@」で始まるフォントを指定します。
この例を作った当時は、行の横位置を1行づつ指定していたのですが、最新のスライド前ロールでは、「縦書きの改行」を指定して、自動的に横位置が決まる簡単な方法があります。
C4 4ページ目のスライドは、画像を中心に使った例です。
前ロールといえば普通は文字中心の「字幕」なのですが、sシリーズは画像を中心にした前ロールを作ることもできます。
それで「スライド前ロール」という名前にしました。
C5
講習会などで、この5ページ目のスライドを見せると、「えっ!」と、ビックリした表情をする人がいて嬉しくなります。
下の波打つ行を見てビックリするのですが、種明かしをすればたいしたことはありません。
スライド前ロールは、行の角度を変えることができるので、角度を変えた複数の行を連結して表示しているのです。
フォントを途中で変えれば、その部分だけを強調する字幕もできます。もちろん、行の一部だけ色を変えることもできます。
C6 6ページ目のこのスライドは、次の7ページ目のスライドのために表示しています。
黒バックの白文字で、行を−20度回転させています。

C7 7ページ目のスライドは、6ページ目を消さないで、上書きする指定で表示しています。
つまり、7ページ目のスライド前ロールは、赤縁取りの行だけが指定されています。
テレビのバラエティー番組などで、字幕がポンポンと上書きして表示することがありますが、そのような効果を出すことができます。
C8 スライド前ロールでは、各ページにウィンドの位置と大きさを指定することができます。
ビデオなどに字幕を付ける時に、画面の右や左に移動して字幕を表示するなどができます。
C9 9ページ目も、ウィンドの大きさと位置を変えた時の例です。
sシリーズの画像を2枚表示していますが、2つが一部重なっています。また、ウィンド枠から外れています。このような指定もできます。
C10 10ページ目は、行を回転させた例です。
角度は、行の先頭を中心に、左回り、時計とは反対方向に指定します。
横書きのフォントを使っているために、「演劇」が縦書きには見えません。
スライド前ロールのイメージがつかめてもらえたでしょうか?
C11 11ページ目で終わりです。

D)「スライド前ロールの全文」を見る
では、次に、スライド前ロールでは、このような、いろいろな表示をどのように指定しているかを説明します。
この項は、興味ある方の参考に書いています。読んで理解できなくても問題ないですし、飛ばしてE)に行っても構いません。

1ページ目のスライド前ロールがどのように指定されているか見てみます。

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
D1 ↑キーを何度か押して、「目次部」で反転している行を一番上の「表紙」にしてください。 1行目の「表紙」が反転しています。
D2 F1キーを押す。
(1ページ目を表示)
「目次部」の反転していたタイトルが1行目から2行目に移動します。
メインウィンドに「IPtalkスライド前ロール簡単な説明」のスライドが表示されます。
上部に赤く「1」ページと表示されます。
D3 ↑キーを押してください。 「目次部」の反転しているタイトルが1行上に移動します。
「前ロール(全文)」の枠に1ページ目のスライド前ロールの指定が表示されます。

「スライド前ロール」の下部の右の「前ロール(全文)」を見てください。
枠の一番上の「-」で始まる行から、7行目の「-」で始まる行までが、1ページ目のスライド前ロールの指定です。行の始まりが「-」(半角ハイフォン)で始まる行は、「ページ指示行」と言って、「目次部」に表示されるページのタイトルやページ全体の指定(ウィンドの位置や背景色など)を指定します。
次のタイトル行(7行目)までの行は、「行指示行」と言って、ページの中の1行づつの指定をしています。

まず、一行目を見てみましょう。(下表)

1行目 -−−−−表紙,clWhite,sシリーズ.bmp,0,0,640,480,,,,,,,,,,

スライド前ロールでは、1行は、「,」(半角カンマ)で区切られた部分からなっています。カンマで区切られた部分を「カラム」と呼び、先頭の「-−−−−表紙」を0カラム、二番目の「clWhite」を1カラムと言います。(呼び方がゼロから始まっているのに注意してください。)
この行は、行頭が半角の「-」で始まっているので、ページ指示行です。
ページ指示行では、0カラム目は、「ページタイトル」が指定されます。「目次部」に表示されるのが、この「ページタイトル」です。
1カラム目は、背景色です。「clWhite」は、白を指定しています。
2カラム目は、背景画名です。「sシリーズ.bmp」が指定されています。1カラムの背景色と2カラムの背景画では、2カラム目の背景画が優先するので、このページの背景はsシリーズの画像になります。
3カラム目は、ウィンドの横位置です。「0」が指定されているので、パソコンの画面の左上隅になります。

ヒント
D1
パソコンの画面の座標は、伝統的(?)に、左上隅を原点にして、X座標は右方向、Y座標は下方向になります。Y座標が下にプラスというのがなかなか慣れないと混乱するかもしれませんが、行数と同じと思えば良いと思います。
単位は、ピクセル(画素数)です。

4カラム目は、ウィンドの縦位置です。「0」指定されているので、パソコンの画面の左上隅になります。
5カラム目は、ウィンドの横方向の長さです。「640」と指定されています。
6カラム目は、ウィンドの縦方向の長さです。「480」と指定されています。
それ以降もカラムはありますが、ここでは指定されていません。

つまり、一行目では、「−−−−表紙」というページタイトルで、表示の位置は、画面の左上隅で、大きさは640×480。背景画に「sシリーズ.bmp」を表示するという指定になります。

次に2行目を見てみます。(下表)

2行目 IPtalk9s31表示デモ,480,0,12,clWhite,,,,,,

この行は、行頭が「-」(半角ハイフォン)ではありませんので、行指示行になります。
行指示行は、ページ指示行とはカラムの意味が違っています。
0カラムは、表示する文を指定します。「IPtalk9s31表示デモ」という文を表示します。スライドの右上隅に表示されている文です。
1カラム目は、表示する文頭の横位置です。「480」ですから、かなり左側です。
2カラム目は、表示する文頭の縦位置です。「0」ですから、画面の上になります。
3カラムは、フォントの大きさを指定します。「12」が指定されているので、小さめの文字です。
4カラム目は、フォントの色を指定します。「clWhite」ですから、白文字です。
それ以降もカラムはありますが、ここでは指定されていません。

これ以外にも、行の角度や縁取りなど、いろいろな指定ができます。
詳細は、「雑多な情報」の「技術担当の方、指導者の方への追加情報」の「スライド前ロールのデータ構造」を参照してください。

このようにスライド前ロールでは、1ページごと、1行ごとに位置や角度、大きさ、色などが指定できるので「思ったとおりの字幕」を作ることができます。でも、よく言うように「できる」と「使える」というのは違うのですよね。このように、何カラム目がどのような機能という複雑な文法を覚えなくていけないのでは、だれも使う気になりません。

そこで、スライド前ロールでは、字幕を実際に見ながら、ボタンを押したり、数字を選んだりして、いろいろな指定をする「作成・修正」ページがあります。

E)「作成・修正」ページ
では、読み込んであるスライド前ロール例を修正することで、「作成・修正」ページの機能を勉強しましょう。

このページは、「何でもできる」のと「操作は簡単」ということの両立を目指して作りました。

このページの使い方が分かれば、スライド前ロールをマスターしたのと同じですから、ちょっと長くなりますが、がんばりましょう!

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
E1 「作成・修正」のタグをクリックして、「作成・修正」ページを開きます。 「作成修正」ページが開くと、ページの下部がさらに4つのページに分かれています。
最初は「行指定」ページが開いています。
E2 「次ページ」のボタンを押します。 次のページが表示されます。
「ページタイトル」の枠の中の表示が2ページ目の「文字の表示位置とフォント」に変ります。
E3 「前ページ」のボタンを押します。
(もし1ページ目が表示されていない時は、何度か「前ページ」ボタンを押して、1ページ目を表示してください。)
前のページ(1ページ目)が表示されます。
「ページタイトル」が元に戻っています。
E4 「行指定」ページの左上に「行編集」の枠に「1」が表示されています。その横に三角のマークのUpDwonボタンがあります。行を進めるためにUpボタン(右の三角)を押してください。 「編集行」の枠が「2」となります。
下の「表示文」が「IPtalk9s」になります。
さらに下の「横位置」などが変化します。
これは、表示の中央に青縁取りの白文字で表示されている行です。
E5 「編集行」のDownボタン(左の三角)を押してください。
(1行目を編集します。)
「編集行」が「1」になります。
下の「表示文」が「IPtalk9s31表示デモ」になります。
これは、表示の右上隅に小さく表示されている白文字の行です。
E6 右下の「フォントの大きさ」の「大きさを指定」の下のUpDownボタンを押してください。
「36」まで大きくします。
メインウィンドの表示の右上隅の「IPtalk9s31表示デモ」という文字がUpボタンを押すたびに大きくなります。
E7 左下の「横位置」の「座標で指定」の横の「480」の横のUpDownボタンを押してください。
「150」まで小さくします。
メインウィンドの表示の右上隅の「IPtalk9s31表示デモ」という文字がDownボタンを押すたびに左に移動します。
E8 下の真ん中にある「縦位置」の「座標で指定」の「0」の横のUpDwonボタンを押してください。
「400」まで大きくします。
「IPtalk9s31表示デモ」という文字がUpボタンを押すたびに下に移動します。
移動する時に、他の行に隠れながら(下を)移動することに注意してください。スライド前ロールでは、後の行が上に表示されています。
E9 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押してください。
(2行目を編集します。)
下の「表示文」の枠に「IPtalk9s」と表示されます。
E10 「横位置」の「座標で指定」のUpDownボタンを押してください。
「350」まで大きくします。
Upボタンを押すたびに、右に移動します。
E11 「縦位置」の「座標で指定」のUpDwonボタンを押してください。
「20」まで小さくします。
Downボタンを押すたびに、上に移動します。
この時、下の2行も一緒に上に移動するのに注意してください。
E12 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「3」行目を編集します。
(3行目を編集します。)
下の「表示文」に「スライド前ロール」と表示されます。
「縦位置」のラジオボタンが「改行数で指定」になっていて、下の枠が「1.5」になっていることに注意してください。
つまり、2行目の「IPtalk9s」の行との行間は、1.5行改行する縦位置で指定されいます。
E13 「縦位置」の下、「増分」のUpDownボタンを押して「1」にします。
「座標で指定」の横の「1.5」の枠の横のUpDownボタンを押して、「1」にします。
(最初押すと「20.5」などととんでもない数になりますが、次から増分で指定した「1」づつ変化します。)
Upボタンを押すたびに、3行目と4行目が上に移動します。
「1」にすると、1行目の「IPtalk9s」の行のすぐ下に表示されます。
E14 「縦位置」の「座標で指定」の横のUpDownボタンを押して「−1」にします。 Upボタンを押すたびに、3行目と4行目が上に移動します。
3行目は、2行目より上に表示されています。
E15 「編集行」のDownボタン(左の三角)を押してください。
(2行目を編集します。)
表示文に「IPtalk9s」と表示されます。
E16 「縦位置」の「座標で指定」の横のUpDownボタンを押して「70」にします。 Upボタンを押すたびに、ゆっくり行が下に移動します。
「スライド前ロール」と「簡単な説明」の行も一緒に移動します。
E17 「縦位置」の下、「増分」のUpDownボタンを押して「10」にします。
「縦位置」の「座標で指定」の横のUpDownボタンを押して「150」にします。
Upボタンを押すたびに、こんどは速く行が下に移動します。
「増分」とは、一回UpDownボタンを押した時に変化する量の指定です。
E18 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「3」行目を編集します。
(3行目を編集します。)
下の「表示文」に「スライド前ロール」と表示されます。
E19 「縦位置」の「座標で指定」のラジオボタンを押します。 「スライド前ロール」の行が画面の上に井戸します。
「簡単な説明」もくっついて上に移動します。
E20 「縦位置」の「座標で指定」の横のUpDownボタンを押して「200」にします。 「スライド前ロール」と「簡単な説明」が下に移動します。
E21 「編集行」のDownボタン(左の三角)を押してください。
(2行目を編集します。)
表示文に「IPtalk9s」と表示されます。
E22 「縦位置」の「座標で指定」の横のUpDownボタンを押して「50」にします。 「IPtalk9s」だけが上に移動して、3行目と4行目は移動しないことに注意してください。
E23 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「3」行目を編集します。
(3行目を編集します。)
下の「表示文」に「スライド前ロール」と表示されます。
E24 「縦位置」の「前行と同じ」のボタンを押します。 「スライド前ロール」の行の縦位置が、2行目の「IPtalk9s」と同じになります。
(重なります。)
E25 「縦位置」の「前行とのオフセット」のボタンを押します。 「スライド前ロール」の行はそのまま動きません。
4行目の「簡単な説明」の表示が動きます。
<注意>
「改行数で指定」と「前行と同じ」の指定は、「オフセット指定」をした行を対象にしません。それで、オフセット行を飛ばして前の行の位置を見に行くので、2行目の「IPtalk9s」に対して「1.5」行の改行で表示されます。
E26 「縦位置」の下の「座標で指定」の横のUpDownを押して「−10」にします。 Upボタンを押すたびに、「スライド前ロール」の行が下に移動します。
<注意>
「改行数で指定」している「簡単な説明」の行が動かないことに注意してください。
E27 「フォント大きさ」の「大きさを指定」のボタンを押して、UpDownで16にします。 「スライド前ロール」が小さくなります。
E28 「表示文」の横の枠をクリックしてカーソルを移し、表示を消してから「アイピートーク」と入力します。 「表示文」を書き換えるたびに、メインウィンドの表示も変化するのに注意してください。
E29 「横位置」の「前行と同じ」のボタンを押します。 「IPtalk9s」と行の先頭が揃います。
E30 「表示文」の枠をクリックしてカーソルを移し、先頭に空白を2つ入れて、ルビの位置を調整します。 「IPtalk9s」の上の中央に「アイピートーク」だいたい中央に表示されます。
E31 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「4」行目を編集します。
(4行目を編集します。)
「表示文」に「簡単な説明」と表示されます。
E32 「フォント色」の「赤」のボタンを押します。 「簡単な説明」が赤くなります。
E33 「フォント色」の「色指定」ボタンを押して、色を指定して、「ok」ボタンを押します。 「色の設定」ウィンドが開きます。
「ok」ボタンを押すと、ウィンドは閉じます。
「簡単な説明」の色が指定の色に変ります。
「フォント色」の「数字」のボタンに●が入ります。その横の枠に、指定した色のRGBの数値が入ります。
E34 「縁取り」の「無し」のボタンを押します。 「簡単な説明」の文字に縁取りがなくなります。
E35 「縁取り」の「色指定」のボタンを押して色を指定します。 「色の設定」ウィンドが開きます。
「ok」ボタンを押すと、ウィンドは閉じます。
「簡単な説明」に指定した色の縁取りがつきます。
E36 「縁取り」のしたの「幅」のUpDownを「3」に押します。
Upボタンを押して数字を増やすと、縁取りが厚くなります。
E37 「フォント名」の「フォント名」のボタンを押します。
「MSP明朝」を選んで、「ok」ボタンを押します。
「フォント」のウィンドが開きます。
「ok」ボタンを押すと、ウィンドは閉じます。
「簡単な説明」が明朝体になります。
E38 「行の回転」の「角度指定」のボタンを押します。
下の「0」の横のUpDownを押して、「30」にしてください。
Upボタンを押すたびに、「簡単な説明」の文が反時計方向に回転します。
E39 Downボタンを押して「−30」にしてください。 時計方向に回転します。
E40 「行の回転」の「縦書き」のボタンを押します。 「簡単な説明」が-90度方向に回転します。
E41 「フォント名」の「フォント名」ボタンを押します。
「@MSPゴシック」を選びます。
「簡単な説明」が縦書き表示になります。
E42 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「5」行目を編集します。
(5行目を編集します。)
「9g.bmp」と表示されます。
これは、左上隅の9gシリーズの画像です。
E43 「横位置」の「座標で指定」の横のUpDownで「300」にします。 「9g.bmp」が横に移動します。
前の行で指定していた「IPtalk9s」や「アイピートーク」の上に表示されたのに注意してください。
E44 「横位置」の「前行と同じ」のボタンを押します。 「9g.bmp」が縦表示されている「簡単な説明」のすぐ横の位置に移動します。
(縦書きにした時の回転中心が、上右端であったということを思い出してください。)
E45 「編集行」のDownボタン(左の三角)を押して「4」行目を編集します。
(4行目を編集します。)
「表示文」に「簡単な説明」と表示されます。
E46 「行の回転」の「横書き」のボタンを押します。
「フォント名」の「前行と同じ」のボタンを押します。
「簡単な説明」が横書きになります。
この時、「簡単な説明」の行頭が「9g.bmp」の左端と同じになっていることに注意してください。
E47 「編集行」のUpボタン(右の三角)を押して「5」行目を編集します。
(5行目を編集します。)
「9g.bmp」と表示されます。
E48 「縦位置」の「前行と同じ」のボタンを押します。 「9g.bmp」が「簡単な説明」の行頭に重なります。
E49 「横位置」の「前に続けて表示」のボタンを押します。 「9g.bmp」が「簡単な説明」に続いて表示されます。
このように画像も、通常の行と同じように位置指定ができます。
E50 「横位置」の「座標で指定」ボタンを押して、UpDwonで「100」にします。
「縦位置」の「座標で指定」ボタンを押して、UpDwonで「100」にします。
「9g.bmp」が「簡単な説明」にかかるくらいに表示されます。
E51 「画表示の幅」のUpDownを押して「250」にします。 Upボタンを押すたびに「9g.bmp」の幅が広がります。
E52 「画表示の高さ」のUpDownを押して「250」にします。 Upボタンを押すたびに「9g.bmp」の高さが広がります。
E53 「画指定」ボタンを押します。
メッセージウィンドが開くので、読んでから「ok」ボタンを押します。
「ファイルを開く」のウィンドが開きます。
E54 「sシリーズ.bmp」を選んで「ok」ボタンを押します。 「9g.bmp」の画像があったところに、「sシリーズ.bmp」の画像が表示されます。
E55 「画指定」ボタンの左の「文」のボタンを押します。 「sシリーズ.bmp」の画像が消えて「sシリーズ.bmp」と文で表示されます。
E56 「画指定」ボタンの左の「画像」のボタンを押します。 「sシリーズ.bmp」の文が消えて「sシリーズ.bmp」の画像が表示されます。

ヒント
E1
スライド前ロールでは、1行目から順番に表示していきます。このため、2つの行が重なる場合、後の行の方が上になって表示されます。
ヒント
E2
「改行数で指定」と「前行と同じ」を指定すると、上の行の位置を変更すると、その行の位置も自動的に連動して移動します。
ヒント
E3
オフセット行の次で「改行数で指定」と「前行と同じ」の指定などを指定しても、オフセット行を飛ばして前の行の位置を見に行きます。
つまり、オフセット行は、本文とは見なさず、その行だけの指定として扱いします。
これは、「オフセット指定」は、ルビ行に使うことを想定しているので、このような扱いになっています。

文で操作を説明する分かり難いのですが、実際にやってみると、操作の結果を表示で確認することができるので簡単に覚えることができると思います。

F)「ページ全体」ページ
では、次にページの全体に関しての指定を勉強します。
使い方は、「行指定」ページと同じです。

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
F1 「ページ全体」ページのタグをクリックして、「ページ全体」ページを開きます。 「ページ全体」ページが開きます。
F2 「前ページ」「次ページ」のボタンを押して、1ページを表示させます。 「スライド前ロール」ウィンドの上右に赤く「1」ページと表示されます。
F3 「ページ全体」ページの「背景画」の「なし」のボタンを押します。 表示から背景画が消えて、白バックになります。
白文字は、見えなくなります。
F4 「表示消去&背景色」の「黒」のボタンを押します。 背景色が黒くなります。
F5 「横位置」の「座標指定」のUpDownで「50」にします。 ウィンド全体が右に動きます。
F6 「縦位置」の「座標指定」のUpDownで「50」にします。 ウィンド全体が下に動きます。
F7 「幅」の「長さ指定」のUpDwonで「500」にします。 ウィンド全体の幅が小さくなります。
F8 「高さ」の「長さ指定」のUpDwonで「350」にします。 ウィンド全体の高さが小さくなります。
F9 「次ページ」ボタンを押して2ページ目を表示します。 画面全体の大きさや位置が1ページ目の指定とは関係なく表示されているのに注意してください。
F10 「横位置」の「動かさない」のボタンを押します。
「縦位置」の「動かさない」のボタンを押します。
「幅」の「動かさない」のボタンを押します。
「高さ」の「動かさない」のボタンを押します。
表示は特に変化しません。
F11 「前ページ」ボタンを押して1ページ目を表示します。 さっき指定した大きさと位置でウィンドが表示されます。
F12 「次ページ」ボタンを押して、2ページ目を表示します。 ウィンドの大きさと位置が、1ページ目と同じになります。

ヒント
F1
「動かさない」という指定は、直前に表示したスライドに対して「動かさない」ということです。
ページを飛ばして表示した場合、この「動かさない」というのが思ったとおりの表示にならない時があるので注意が必要です。

E)とF)をやってみて、スライド前ロールがどのようにできているか大体のところは分かってもらえたと思います。
スライド前ロールの例題の他のページも表示させて、「ページ全体」ページと「行指定」ページを見れば、どのようにしてそのページの表示を作っているかが分かります。

G)最初から作る
では、最初からスライド前ロールを作る方法について勉強します。

まず、読み込んでいるスライド前ロールを消去してから始めます。

  9sシリーズのみ  
No 操作 操作した時の反応
G1 「保存」ページを開きます。  
G2 「スライド前ロール」の「消去」ボタンを押します。 表示が白になります。
G3 「作成修正」ページを開きます。
下の「行指定」ページを開きます。
「ページタイトル」に「------1ページ:」と表示されます。
「行指定」ページの「表示文」にカーソルが移動します。
G4 「今日は、良い天気です。」と入力します。
(まだEnterしません。)
表示に「今日は、良い天気です。」と出ます。
G5 Enterキーを押すと、 「編集行」が「2」になります。
「表示文」に「Enterで保存し新行追加した」と入ります。
G6 DELキーやBSキーで「表示文」を消去し、次の文を入れます。
「明日は、雨です」と入力し、Enterします。
「明日は、雨です。」と表示されます。
「表示文」に「Enterで保存し新行追加した」と入ります。
G7 DELキーやBSキーで「表示文」を消去します。 表示は、「今日は、良い天気です。」「明日は雨です。」の2行になります。
「編集行」は「3」になっています。
G8 「編集行」のUpDownを押して「2」にします。 「表示文」に「明日は雨です」と表示されます。
G9 「行指定」ページの「前に空行挿入」ボタンを押します。 表示文に「行を挿入しました」と出る。
G10 DELキーやBSキーで「表示文」を消去し、「暑い日でした。」と入力します。
(Enterしません。)
表示の2行目に「暑い日でした」と出ます。
G11 「編集行」のUpDownを押して「3」にします。 「表示文」に「明日は雨です」と表示されます。
G12 「新しい行を最後に追加」のボタンを押します。 「表示文」ニ「最後の空行に書き込みます」という若干意味不明の文が入ります。
G13 DELキーやBSキーで「表示文」を消去し、「傘が必要です。」と入力します。
(Enterしません。)
「傘が必要です」と表示されます。
G14 カーソル(キャレット)が「表示文」にあることを確認してください。
↑キーと↓キーを押します。
「編集行」が↑キーで戻り、↓キーで進むことを確認してください。
G15 「編集行」に{2」を表示します。
Enterを押します。
「編集行」が「3」になります。
「表示文」に「Enterで保存し新行追加した」と入ります。
つまり、Enterキーを押すと、編集している行の次に新しい行を挿入します。
G16 DELキーやBSキーで「表示文」を消去します。 「表示文」に「Enterで保存し新行追加した」の行が消えます。
表示には、全部で4行が表示されています。
G17 何も入力せずに、「編集行」を「1」にします。 「表示文」に「今日は良い天気です」と表示されます。
G18 「編集行」を「1」「2」「3」と進めると 3行目の「表示文」は何も入っていません。
Enterで行を挿入した後に何も入力しなかったからです。
ここで注意して欲しいのは、「空行」は行としても表示されないということです。
G19 3行目を削除します。
「編集行」が「3」になっているのを確認して、「この行を削除」ボタンを押します。
「編集行」は「3」のままです。
「表示文」が「明日は雨です」になります。
G20 「作成・修正」ページの「新しいページを最後に追加」ボタンを押します。 白いページが表示されます。
赤く2ページと表示されます。
カーソルは、「ページタイトル」に移動しています。
G21 「ページタイトル」に「2ページ目」と入力してEnterキーを押します。 「行指定」ページの「表示文」にカーソルが移動します。
G22 「表示文」にカーソルがあることを確認して、「今日も良い天気です」と入力します。
Enterキーを押します。
(何行か入力してください。)
表示に「今日も良い天気です。」と表示されます。
「表示文」に「Enterで保存し新行追加した」と入ります。
G23 「作成・修正」ページの「新しいページを最後に追加」ボタンを押します。 白いページが表示されます。
赤く3ページと表示されます。
カーソルは、「ページタイトル」に移動しています。
G24 「ページタイトル」に「3ページ目」と入力してEnterキーを押します。 「行指定」ページの「表示文」にカーソルが移動します。
G25 「表示文」にカーソルがあることを確認して、何行か入力します。 入力した文が表示されます。
G26 「前ページ」ボタンを押して、1ページを表示させます。 1ページから3ページまで、表示されることを確認してください。
G27 「次ページ」ボタンを押して2ページを表示します。
「このページ削除」ボタンを押してください。
赤のページ数は、「2」のままです。
「ページタイトル」には「3ページ目」と表示されて、2ページが削除されたのが分かります。
G28 「前に空ページ挿入」ボタンを押します。 空白のページが表示さります。
赤のページ数は、「2」のままなので、2ページ目が挿入されたのが分かります。
「表示文」にカーソルが移動します。
G29 「表示文」で数行入力します。 入力した文が表示されます。
G30 「表示・送信」ページを開きます。 「目次部」に「ページタイトル」で入れたタイトルが表示されているのを確認してください。
挿入したページも含めて3ページが入っています。
G31 「目次部」の反転行を↑キーで一番上まで持って行き、F1キーで表示させます。、 同じ入力班のsシリーズのIPtalkを「枠無し」画面にしてあれば、F1キーで流したスライド前ロールは、そのIPtalkでも同じように表示されます。

ヒント
G1
「スライド前ロールウィンドを閉じると、自動的にメインウィンドは「枠あり」の「表示専用」に戻ります。
ヒント
G2
スライド前ロールを受信して表示するのは、「枠無し」画面だけです。
ヒント
G3
他のパソコンのIPtalkに表示させる場合は、画像のビットマップファイルを、そのパソコンのIPtalk本体があるフォルダーにコピーしてください。


以上で、20日目は終わりです。本当にお疲れさまでした。